みなさん、こんにちは。うじょんです。(プロフィールはこちら)
今回は私が中小企業診断士1次試験に合格した年に学習した教材をご紹介したいと思います。
私が中小企業診断士1次試験に合格した年は2022年3月中旬から勉強を開始しました。8月第1週が試験日でしたので約5か月間で7科目試験勉強をしてストレート合格することができました。
比較的短い勉強時間で学習して中小企業診断士1次試験に合格することができたポイントは、アウトプット中心の学習方法とその学習方法にマッチした教材を効果的に活用したためです。
・これから中小企業診断士1次試験を勉強する方
・短期合格できる中小企業診断士1次試験の学習教材を知りたい方
・中小企業診断士1次試験を効率的に学習したい方
中小企業診断士1次試験に合格するための学習手順
学習は習慣化することが大切です。
勉強をしていると、この勉強方法で本当に良いのだろうか?
そんな疑問や不安が出てきます。
私もそうでした。
不安になるといろいろと参考書を手に入れたり、情報を探したりしてより時間がかかる方向にいきます。
そして結局、どっちつかずで最終的に7科目の学習ができず、今年は科目合格で次の年もがんばろうと考えて私のように大切な時間を無駄にしてしまうことがあるかもしれません。
そうならないよう以下の手順(習慣化)を信じてやってみてください。
①さらっとスピード重視でインプット
②すぐにインプットした内容の過去問題を解く
③過去問題の解答解説を読み、時間があれば類似問題を解く
中小企業診断士1次試験に合格するための学習教材
手順を回すために使用する学習教材をお伝えしますね。
<①さらっとスピード重視でインプットする教材>
・ 一発合格 まとめシート 前編 著書:野網美穂子さん
・ 一発合格 まとめシート 後編 著書:野網美穂子さん
たった2冊です。
前編は企業経営理論、財務・会計、運営管理の3科目。
後編は経済、情報システム、経営法務、中小企業政策の4科目になります。
まとめシートのメリット
・短いテキスト(1つのテーマで4-5枚程度)に大事なところが凝縮されている。
・インプットを短時間で実施できる。
・中小企業診断士2次試験に関連する内容かどうかが分かりやすい。
・学習の優先度(頻出かどうか?難しいか?)が分類されている。
・「すぐやる!過去問コーナー」でインプット後にすぐにアウトプットできる
・比較的最新の過去問に追従したインプット情報が掲載
・語呂合わせや図解が多く覚えやすい
<②過去問>
教材は「過去問」です。使い方は次の「学習教材の具体的な使い方」に記載します。
<③過去問の解答解説を読んで覚えるための教材>
まとめシートに記載がある過去問には解説がありません。
そのため、より知識を定着させるために過去問と解説がセットになった問題集を選ぶことが望ましいでしょう。私のおすすめは科目ごとに毎年最新化されて発行される「過去問完全マスター」です。
中小企業診断士試験 過去問完全マスターのメリット
・解説が分かりやすい
・論点別に過去問が整理されている
・過去10年分の分類別出題傾向が一目でわかる
・類似の過去問を解くことで重点的に論点を学習できる
・繰り返し学習ができる
・ランクA~Cで頻出問題を分類されている
(料金などの詳細情報の確認や購入は下記の画像をクリックしてください。)
1.経済
2.財務・会計
3.企業経営理論
4.運営管理
5.経営法務
6.経営情報システム
7.中小企業経営・政策
中小企業診断士1次試験の学習教材の使い方
それでは私が合格した学習教材の使い方を具体的にご説明します。
①さらっとスピード重視でインプット
まとめシートの企業経営理論の「1.経営戦略とドメイン」の項目を学習する例を示します。
1.経営戦略とドメインの項目のまとめシートが1枚にまとめられています。
このまとめシートに記載してある部分は大事な内容が厳選されていますので、できればすべてを覚える気持ちで眺めてください。覚えづらい単語はラインマーカーを引いてチェックします。
例)
たとえば、企業活動における「経営資源」についてのまとめシート情報をみてみましょう。
情報の種類は4つあり、ヒト、モノ、カネ、情報です。
ヒト、モノ、カネは有形資源で情報は無形資源と記載があります。
情報的経営資源は内部と外部に分かれ、内部は技術情報や顧客情報、ノウハウであり、外部は企業イメージや信用になります。それぞれ日々の活動に蓄積され、多重利用OKで言語化や数値化されていないほど模倣困難性が大きいとあります。
ここで言いたいのは「経営資源の種類と情報の重要性、特に模倣困難性が大きい資源が大切ということ」と頭を整理していきます。
次にテキスト部分を読みます。
「経営資源の種類にはヒト、モノ、カネといった形のある有形資産と、情報のような形のない無形資源が….」
テキスト部分をイメージとしてとらえるためにまとめシート部分ではどのように改定あるのかを交互に見比べて読んでいきます。
この交互に見比べていくことが効率的に覚えるコツとなります。
テキストを読みながら、覚えておきたい単語や図はノートに書いて覚えても大丈夫です。
丁寧にインプットするというよりは、質問でこのようなことを聞かれたらこう答えるという答えを書くイメージをもつことが大切です。
②すぐにインプットした内容の過去問題を解く
次にテキストをすべて読み終えたら、「すぐやる!過去問コーナー」の2次元バーコードから問題を読み込み、携帯電話上で解きます。
問題が多いときには一通り解いて答えをノートにメモ程度に記載しておきます。
私の解き方はケースバイケースで変えていました。
具体的には、家での勉強ではテキストに記載の内容すべてを解き終えてから回答確認しましたが、電車の中では、スキマ時間で解く場合などは1問ずつ問題を問いて確認していました。
2次元バーコードのデジタル化された問題・解答には、解答結果はありますが、解説はありません。詳細な解説は問題集を購入しましょう。
また解答した問題を結果とともに記憶しておき自分の苦手問題を見える化しておくと繰り返し学習した際に以前の知識の習熟度が分かりますので教材は過去問マスターをおすすめします。
③過去問題の解答解説を読み、時間があれば類似問題を解く
問題を解いて解答チェックをしたら、過去問マスターの巻末ページを開きます。
過去問マスターの巻末ページに「出題範囲と過去問題の出題実績対比」というページがあります。
まとめシートの「すぐやる!過去問コーナー」で解いた過去問が過去問マスターの解説に記載があるかどうかを確認します。
巻末ページの出題実績に記載がある問題は、過去問マスターに詳しい解説があるということなので、その年次と問題番号から過去問マスターの解説が記載のページを検索します。
上記のやり方はアナログ式ですが検索スピードを短縮することができます。
(例)
①企業経営理論の過去問 R3年度12問を解いて解答を確認
②過去問マスターの巻末の「主題範囲と過去問題の出題実績対比」でR3年度の12問目の分類を探す
③第6章技術経営(MOT) 技術戦略 P169~P1208に記載あり(2022年度版の場合)
④第6章のチェックリストからR3年度12問目を探し、解説を読む
⑤解答結果が合っていた場合「〇」、間違った場合「×」等と自分の結果を各問題ページの1回目の解答欄に記載する
⑥出題範囲の分類の問題番号を〇で囲んだりして、実施したかどうかを分かりやすく記載する。
⑦次の問題を解き、①~⑥を繰り返します。
過去問マスターの巻末の「出題範囲と過去問題の出題実績対比」表を見ると、大分類と中分類があります。まとめシートの中分類相当のテキストを読み終えて、⑥でチェックをしていない問題が残っている場合、まとめシートの過去問リストには記載はないが、過去問マスターには記載がある類似問題になります。その項目をさらに勉強する余裕がある場合は類似問題を解いてさらに知識を深めるとよいでしょう。
まとめ
今回は中小企業診断士1次試験を効率的に学習する教材と学習方法について記載しました。
まず学習手順は以下の3ステップが大切です。
①さらっとスピード重視でインプット
②すぐにインプットした内容の過去問題を解く
③過去問題の解答解説を読み、時間があれば類似問題を解く
次に教材は中小企業診断士1次試験のインプットは「まとめシート」、アウトプットは「過去問」と「過去問マスター」を利用して、アウトプット中心に学習することをおすすめします。
最後までお読みくださりありがとうございました。うじょん