1次試験全般

【独学の方必見】中小企業診断士1次試験科目の学習優先度について

みなさん、こんにちは。うじょんです。(プロフィールはこちら

今回は中小企業診断士1次試験対策の効率的・効果的な『科目別の学習優先度』についてご紹介します。

私は中小企業診断士1次試験を3回受けています(涙)。

1回目は3科目合格(経済、運営、情報)し、2回目は5科目合格して1次試験を突破。

2回目は得意科目の情報システムを点数の底上げのために追加して、見事作戦が成功して平均60点以上で合格しました。

3回目は1発合格しました。

このような方に特におすすめする記事です

・これから中小企業診断士1次試験を勉強する方 

・中小企業診断士1次試験の勉強方法に不安がある方 

・中小企業診断士1次試験の勉強教材を知りたい方 

・7科目を効率的・効果的に勉強する方法を知りたい方 

中小企業診断士1次試験科目の勉強順について

独学で学習しています。1次試験科目が7科目もあってどれから手を付けてよいのかわかんないのでおすすめの勉強順について教えてください。

こんなお悩みありませんか?

独学生の方は勉強を始めるタイミングもそれぞれですよね。

また、1年でのストレート合格を目指すのか、1.5年くらいの勉強期間で2回受験合格を目指すのか?によって勉強期間も勉強方法も異なります。

初めて中小企業診断士1次試験を勉強する方もいれば、ある程度、出題パターンも理解して過去に1次試験を受験されている方もいますので勉強方法はさまざまになりますが、

効率的・効果的に1次試験を勉強したい

ということはみなさん誰もが思いますよね。

中小企業診断士1次試験科目について

本題の勉強方法に入る前にまず、中小企業診断士1次試験の科目についてご説明します。

中小企業診断士の1次試験は以下の7科目で、40点未満は足切りになりますので1科目40点以上、かつ、科目平均60点以上(合計420点以上)となることが合格条件です。

科目名(受験順)日にち試験時間2次関連科目合格率(R4)
A 経済学・経済政策1日目60分×10.5%
B 財務・会計1日目60分13.3%
C 企業経営理論1日目90分17.3%
D 運営管理1日目90分16.1%
E 経営法務2日目60分×26.9%
F 経営情報システム2日目60分18.5%
G 中小企業経営・中小企業政策2日目90分×10.9%

中小企業診断士1次試験のおすすめの勉強順

この7科目の中であなたの得意な科目、あるいは、会社員の方は、業務と関連性がある科目はどれでしょうか?

<結論>中小企業診断士1次試験科目の勉強順

①2次関連科目(企業経営理論、財務・会計、運営管理)

企業経営理論からスタートするのがおすすめ

②経済

計算問題中心にテンポよく覚えていきましょう

③暗記3兄弟(法務、情報システム、中小)

得意科目があれば後ろに回しましょう。

暗記3兄弟を覚えながら2次試験関連科目にも少しでも触れながら並行学習

暗記科目である「経営法務」、「経営情報システム」、「中小企業経営・中小企業政策」はほかの科目よりも後回しにしましょう。この中で得意科目がある場合は一番最後に後回しにしても問題ありません。

基本的には2次試験にも関連が大きい「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」は優先的に勉強することをおすすめします。理由は1次試験に合格後、2次試験までの期間は非常に短く1次試験の知識をさらに補充する時間はほぼありません。そのため、早く、そして長く2次試験に関連する科目を学習して基礎知識を固めることが重要なためです。もしこの3科目の中で得意な科目がある場合は、3科目の中でも優先度を下げてもいいですが、この3科目は1次試験のほかの科目の中でも優先的に勉強してください。

①最初にやる科目「2次関連科目の勉強」

この2次関連3科目の中で得意な科目がない方や初めて学習する方は、「企業経営理論」から初めに勉強することをおすすめします。理由は、特に会社員の方には会社で聞きなれたキーワードが多く、会社の経営戦略やマーケティング理論など勉強が単純に楽しく診断士の勉強開始として入りやすいのではないかな?と思うためです。

ぜひ勉強を楽しむ気持ちで始めてください。

私は「企業経営理論」→「財務・会計」→「運営管理」の順番で学習しました。

勉強を加速させるためにも理解しやすい科目から解くということも意識してみてください。

少しわかりづらい内容があった場合は最初は飛ばしたり、流してもらっても大丈夫です。

ここで大事なのは、すべてを完璧にやろうとしないことです。

完璧を求めてしまうと先になかなか進められなくなってしまいますので、まずは全体を把握することが大事です。

スケジュールの目標は、試験日の3か月前まで(GW前)には「企業経営理論」「財務・会計」「運営管理」の3科目のインプットとアウトプットを最低1回転は行っていることが理想です。

GW(ゴールデンウィーク)には、その3科目の中で苦手意識がある内容を再度復習したり、2次試験と関連する科目のため、1次試験と2次試験の相互学習をおこなうことをおすすめします。

私は「財務・会計」が苦手意識があり、GWは「ファイナンス」の内容を復習し、1次試験と2次試験の関連する項目は、1次試験の過去問と2次試験の過去問をそれぞれ解いてアウトプットをたくさんして、知識を増やしました

②次にやる科目「経済の勉強」

次に2次関連3科目以外の勉強順についてです。

「経済」は算数問題がありますので理系の私は個人的には覚えやすく、2次関連3科目の次に勉強を開始しました。算数問題はやり方を覚えると比較的忘れにくいので計算方法を中心に覚えていくと、答えが分かるようになるのですごくやる気もあがりスムーズに進められます。

③暗記3兄弟の勉強

その後は「法務」「中小」「情報システム」の暗記3兄弟の暗記をひたすらやります。

時期としては6月-7月の2か月を集中的に暗記しました。暗記3兄弟を勉強しながら、GW前に実施していた2次関連3科目(企業経営理論、財務・会計、運営管理)の中、苦手な内容や忘れている項目を再度やり直します。

試験前の2か月は暗記科目をインプットとアウトプットをしながら覚えます。詳細な方法は後程ご説明しますが、この時期は、2次関連3科目のうち再度学習する項目を決めて過去問中心にアウトプット強化も並行して行いました。

大まかな試験科目の勉強順について、私が学習した順番も踏まえてご説明させていただきました。それでは1次試験全体の独学の勉強方法について話をしたいと思います。

まとめ

今回は中小企業診断士1次試験の勉強順の優先度についてお話しました。

①まずは2次試験の関連する科目「企業経営理論」「財務・会計」「運営管理」をしっかり勉強しましょう。

②次に暗記ではなく計算式や考え方を学ぶ1次試験のみの「経済」を勉強します。

③そして最後に暗記系の「情報システム」「経営法務」「中小企業経営政策」を学びながら、忘れかけている①と②の科目を並行して勉強するということをおすすめします。

7科目を一度に勉強するのは大変ですが、この順番で試験合格をしていますので、みなさんもがんばって勉強の波に乗れるようにがんばりましょう。

最後まで読んでくださってどうもありがとうございます!うじょん